+†ヴァンパイアと紅いアザ†+











「俺も手伝うよ」







俺は、両手をシャオランと同じように、水樹の上にかざした。








「え……」







瞳だけをこちらに向けるシャオラン。








「お前よりは下手だけど、居ないよりマシだろ」








シャオランは力なく笑うと、ゆっくり頷いた。









俺は、全神経を掌に集中させる。









「――――この者の傷を癒せ、燐霞!」









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