+†ヴァンパイアと紅いアザ†+
──コンコン
「はぁ、い」
私は空腹で、フラフラと椅子にもたれかかっていた。
「失礼します。朝食です」
そう言って、シャオランさんが入ってきた。
「す、すご……」
思わず呟く私。
だ、だって……なんて言い表わせばいいのか解らないけど、とにかく、豪華。
「どうぞ」
爽やかに笑うシャオランさん。
綺麗なシャオランさんの笑顔で、私は少し幸せに包まれつつ、ご飯を食べはじめた。