+†ヴァンパイアと紅いアザ†+
「じゃあ、もう一度攻撃をしてみろ」
「うん」
――――スー、ハー
息を整えて集中したあと、レオンの瞳を見つめた。
――――キュゥウン!
さっきと同じように、瞳に何かが集まった。
私は、レオンを攻撃する!
――――ゴオオオオォォォ……
黄色い閃光は、草を巻き込みながらレオンのほうに奔った。
「遅い……な」
「えっ!」
なんと、さっきまで目の前にいたレオンは、私の隣にいた。