+†ヴァンパイアと紅いアザ†+







私はレオンに抱っこされたまま、心の中でレオンに文句を言っていた。





喋れたら文句が言えるのに!





動けたら、蹴っ飛ばしてやるのに!





「お主は儂にかすり傷1つもつけられんよ」




レオンは挑戦的な笑顔で、私を見てくる。





そうだ……レオンは心が読めるんだった。





改めて実感した。









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