+†ヴァンパイアと紅いアザ†+






シャオランさんは音のない風のように、部屋から出ていった。








なんか……すごい人だな……。







私がそんな間抜けなことを考えている間に、銀髪の人は、シャオランさんが出た後、鍵をしめていた。






────カツン、カツン






銀髪の人の足音が響いて、私の意識は現実に引き戻される。






銀髪の人は、段々私に近づいてきた。










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