幼馴染みが担任になったら…アナタならどうします?
あたし達9人は、ぞろぞろとメイン会場まで歩いた。
始まるまで1時間はあるのに、そこはすでに多くの観客で溢れていて。
道にはいっぱい出店が並んでてお祭りみたい。
皆欲しい物を買ってから場所取りした。
9人で並ぶにはちょっと狭い場所。
肩と肩が勝手に触れちゃう状態で、焼きそばやかき氷を頬張った。
1時間は、あっという間に過ぎていった。
ヒュルルル〜
ドーン!!
いきなり上がった一発目の花火が、夏の夜空にパチパチ…と音を立てながら消えた。
「始まった〜♪」
横から若菜の興奮した声が聞こえた。
あたしも、次々に真上に上がる花火を食い入るように見つめた。
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