幼馴染みが担任になったら…アナタならどうします?
…………えっ??
俯いてた顔が、いっせいに上がった。
信じられない話に、困惑した表情が浮かぶ。
『わざわざ自分の教科の成績が悪いクラスの担任になる人は居ないだろ?
このクラスの担任は西村先生の代わりに来る新任の先生だ。この後の始業式で紹介される。
若い者同士、せいぜい頑張れよ』
マジで!?
マジでブルじゃないんだ!
最後までイヤミくさい発言だったけど、そんなのこの歓喜の気持ちに比べればどうでもいい話で。
さっさと出ていったブルの背中に、皆でバンザイをした。
ごめんなさい!
ごめんなさい!
アナタは最高です!
あたしもひたすら神様に謝りながら。
とまあこんなわけで、ステージ上で話してる校長そっちのけで、あたし達は今、喜びを分かち合ってる最中なんだ。
このあと、再びイタズラな神様を憎むことになるとは知らず……
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