Sunset Glow
「あ…赤くなってる」
西村はほっぺに指をさした
「え?!嘘…」
あたしは鞄から鏡を取り出し
自分をうつした
両方のほっぺにつまんだ
赤いあとがついていた
「うわ~…最悪…なにしてんのよー」
鏡を直し
自分のほっぺをさすった
「わりぃわりぃ…悪気はねぇから!」
「絶対あるでしょ…」
「ないって、ごめんな」
西村は私の頭をぽんっとした
(えっ…)
「じゃあな、気をつけて帰れよ」
「あっ…おじゃる様~」
「もういいから!!」