ひと夏の恋~満月の夜から始まった28日間の奇蹟~
彼女に言われるがままに、
夜景の見える山道を走ったり、
夜の展望台に行ってみたりして、
なれない道ではあったけれど、
それでも俺は
久しぶりに女性と過ごす時間を、
十分に楽しんでいた。
自分から
翌日休みの日を指定して会ってるのは
きっと俺自身、
下心があってのことなんだろうけど、
そんな男心を知ってか知らずか、
海岸沿いの道を走ってる時に、
「ホテル・・・行きませんか?」
とつぶやいた彼女。