ひと夏の恋~満月の夜から始まった28日間の奇蹟~
え?
マジどういうこと?
更に耳を疑う言葉が返ってきた。
「今日はコンビニでなんか買って済ますから・・・。」
いやいやコンビニ飯にするくらいなら一緒に食べてもいいやん・・・。
そう思ったけれど、もう私は更に言葉を続ける余裕がない程に、心が冷え切っていた。
見事に裏切られたっていう思いでどっと疲労感を覚えた。
彼と別れて1人駐輪場に向かい、原チャリにまたがってしばらく呆然としてた。
生ぬるい夜風が妙に現実味を帯びていた。
返信のない高岡さんにすがる思いでもう一通メールを打った。