ひと夏の恋~満月の夜から始まった28日間の奇蹟~
モヤモヤしてて、この気持ち聞いて欲しくてクミちゃんに電話してしまった。
「もしもし?」
「あ、お疲れ様~~」
「クミちゃん会いたい。愚痴聞いて欲しいねん。」
「いいよぉ。じゃ出かける準備するわ。」
「オレも着替えたいから。」
「ならまた後で連絡ちょうだい。」
「了解」
電話を切ってから
「オレ今、何気にクミちゃんをデートに誘ったってこと?!」
って自分の発言に苦笑してしまってた。
そう。全てはそんな軽いノリのオレの発言から始まったんだ・・・。