ひと夏の恋～満月の夜から始まった２８日間の奇蹟～

すごくすごくドキドキしていたことは覚えてる。かなり舞い上がってしまっていたのも事実。


そう、私ってば興奮して年甲斐もなくめちゃくちゃにはしゃいでしまっていて・・・。

手を叩きながら歓声を上げるのだけれども、アキラもそれを嫌がるどころか

「普段は家族としかカラオケ行かないから盛り上げてくれるとなんか気分ええなぁ。」

って喜んでくれていた。



でもやっぱり・・・。

「うわっ！！」

からし入りのたこ焼きを引くのはアキラで・・・。

「勝負運ないなぁ。引き弱すぎ～～。」ってケラケラっと笑う私は、たった２杯のビールだったのに少し酔っ払っていた。

「クミちゃんが引き強すぎなんやって。ってか辛～～っ！！」

そんな姿をみてるのも新鮮だった。