ひと夏の恋~満月の夜から始まった28日間の奇蹟~
この楽しい時間に終止符を打つのはイヤだって、心が叫んでたのに・・・。
「帰ろうか・・・。」
私らしくないセリフが口をついて出ていた。
家まではものの3分といった所だろうか・・・。
送り届けてもらったんだけれど、そこに停車してまた話し込んでしまう私達。
アキラの人柄に触れて、抑えきれない想いが溢れた途端・・・
アキラの唇に自分の唇をそっと重ねてしまったんだ。