ひと夏の恋~満月の夜から始まった28日間の奇蹟~
その日は風呂に入ったあと、なんだか疲れて寝てしまっていた。
ふと夜中に目が覚める・・・・。
不在着信:2件
どちらもクミちゃんからだった。
「0時かぁ・・・。もう寝てるかなぁ・・・。」
とりあえず・・・と思ってメールを送ったら、すぐに電話が鳴った。
「遅くにゴメンね。」
ちょっと眠そうなクミちゃんの声が聞こえた。
深夜だったからだろうか、
それとも相手がクミちゃんだったからだろうか・・・。
その日オレは、ガキの頃描いていた夢を熱くクミちゃんに語っていた。