ひと夏の恋~満月の夜から始まった28日間の奇蹟~
まだまだアラフォーにも届いていない
32歳。一応独身・・・。
少しは出会いを期待したりして、
この仕事に就いたのだけど、
会話が弾むようになっても、
既婚者ばっか・・・。
そんな時間が終わろうとしていた
5月のある日のことだった。
「クミちゃん、もうしばらく
この仕事続けてもらえんやろか?」
突然言われたことだったけど、
私は二つ返事で承諾して、
同じ工場内の他の建設現場の
休憩所のまかないを
引き続き任されることになったんだ。