ひと夏の恋~満月の夜から始まった28日間の奇蹟~



翌週・・・・。


今までのプレハブ小屋を片付けて、

午後U地区に自転車をこいで1人向かった。



「お疲れ様で~~す」と

おずおずとその部屋に入ると、


所長が「お、いらっしゃい」と

にこやかに迎えてくれた。



そこには、

現場監督と思しき作業服の男性が
所長を含め5人。



訳のわからないまま、
勧められた席につくと

所長が私をみんなに紹介してくれた。



そして監督さんたちの自己紹介。

ぶっちゃけ、会社名とか所属とか担当工事
場所とか・・・ちんぷんかんぷんで、

その名前と顔を一致させることで
精一杯(汗)


実のところ、

『覚えられないよぉ』

これ私の心の第一声。



そんな始まりだった。






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