ひと夏の恋~満月の夜から始まった28日間の奇蹟~
~~~アキラside~~~
クミちゃんの過去を聞いてオレはますます彼女が愛おしくてたまらなくなった。
その想いを言葉で伝えられたら一番なんだろうけれど、それはできないから、彼女を抱きしめ何度も何度も髪を撫で付けていた。
次第にそれは彼女への愛撫に変わっていき、オレはその撫で付ける手を髪から背中、腰、胸、足とずらしていった。
同時に繰り返すキス、キス、キス・・・。
シンとした暗闇の中オレはだんだんとその行為に夢中になっていった。
クミちゃんが時折漏らす官能の声がオレをさらに高まらせていく。
彼女をもっと知りたい、彼女をもっと感じたい、彼女をもっと感じさせたい、そんな想いに衝き動かされていた。