ひと夏の恋~満月の夜から始まった28日間の奇蹟~



U地区での仕事は、

前よりも休憩する職人さんの数が
増えたこともあり、


2室ある部屋を行き来しながらの掃除は

手際よくやらないと到底追いつかなくて、

私は終始ドタバタ

(決してクルクルと細やかに動けるような
軽やかなボディではないのでその形容が
正しい・・・)

と動いていた。



休憩時間には、
ゆっくりと休んで欲しいので

職人さんが現場に出ている間が
私にとっても仕事する時間なのだけど、


監督さんたちは、
必要に応じて現場にでるので


その醜いドタバタ劇を、
見られてしまって・・・。



「里田さんってO型やろ?!」と



即効で突っ込まれてしまう始末・・・。



恥ずかしくて顔が赤くなって、

誤魔化そうとして、
おどけてみせるしかなかった。


でもこの大阪のノリって嫌いじゃないな・・

なんて思ったりもしてた。






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