ひと夏の恋~満月の夜から始まった28日間の奇蹟~



ちょっと不信に思いながらも電話に出るとそれはアキラで、

「プライベート用の携帯が壊れたっぽいからこっちから連絡してんねん」

って仕事用の携帯の番号とアドレスも教えてくれた。

「了解。登録しとくね。」


って言って私は前からの連絡先と教えられた連絡先をそれぞれ

「プライベート」

「仕事用」

って区別してメモリに記憶させた。




別にだからといって週末連絡が取れるわけではないのに、そんな些細なことが私の不安を少しかき消してくれたみたいだった。




「次会えるのは来週やなぁ」

って昨夜のアキラのセリフ。



なのに・・・なのに・・・アキラと来たら!!!






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