ひと夏の恋~満月の夜から始まった28日間の奇蹟~
「いきなり何よぉ?って、100均とか、ホームセンターとか?あ、文房具屋もあるよ」
と説明してくれるんだからありがたい。
そしてその声は心なしかはずんで聞こえる。
「勝ってる?」
「もちろん!今11箱積んでる。来るなら2箱ぐらいあげるよ。」
魅力的な言葉だ・・・。
でもオレはクミちゃんの声が聞けたことで満足していた。
というより眠気に勝てそうになくて、はっきりと答えることが出来ず・・・。
「じゃぁ、そのままガンバレ!」
って言って電話を切ってしまった。