ひと夏の恋~満月の夜から始まった28日間の奇蹟~



その夜は2時間位に渡って、ゆっくりとアキラと電話した。



終始アキラは

「このままでええのかな?このままクミちゃんが求めてくれるがままにただ一緒にいて本当にええんやろか?その時間を重ねれば重ねる程、クミちゃんのこと余計傷つけることになるんやないか?」


と・・・
そんなことを言うんだ。




「終わりの日は決まってるんやから・・・。それまで一緒にいる言うてくれたやんか・・・。私は少しでもアキラと一緒の時間過ごしたいよ。」


「一緒に居る時間が長い方が、別れてから辛くなったりせぇへんか?」


「そんなことない・・・。一緒に居られる時間が限られてるんやから、めいっぱいその時間は楽しみたい。」


「もうあんまり会わんほうがええんちゃうか・・・?」





< 293 / 462 >

この作品をシェア

pagetop