ひと夏の恋~満月の夜から始まった28日間の奇蹟~



オレの腹は決まった。

どうやっても今日はクミちゃんと会う時間を作るんだ。

そのためにも、とにかく仕事に集中した。否、めっちゃ集中できたんだ。




ただ・・・・・。



彼女が強がってることはわかっていたけども、昨夜オレが与えた不安の中に居るということにオレは気付いていなかった。

というよりは、昨日の自分の発言を、彼女からの明るいメールですっかり忘れていたんだ。




< 302 / 462 >

この作品をシェア

pagetop