ひと夏の恋~満月の夜から始まった28日間の奇蹟~



そんな風に考えると、生足にあたる風が、妙にひんやりと感じられた。


膝にかかるスカートがなんだか気恥かしくなって、その端っこを少し引っ張ったりしてみる。




昨夜からの不安な気持ちは拭えなくて、いつも以上に明るい声でおどけてみせる。


そんな自分自身にちょっぴり苦笑しつつ、今夜のドライブコースを考えて、車を市の中心部に向けて走らせてもらった。






< 308 / 462 >

この作品をシェア

pagetop