ひと夏の恋～満月の夜から始まった２８日間の奇蹟～

１２～１３日目＝帰宅２

＜１２～１３日目＝帰宅２ ＞


～～～クミside～～～

その日は快晴だった。

窓から差し込む日差しにも、力強さを感じる。


「アキラ、仕事の目処はたったかなぁ。昨日無理させちゃったかなぁ。」


少し自分の行動を反省してみる。


だけど、平日この町にいる間のアキラを欲しい。

そう思う気持ちには勝てない私は、昼過ぎてからメールを送った。




今日は、先輩の町内会の祭。

出店のお手伝いをするために夕方からは出かけるので帰宅するアキラを見送ることはできなかった。



朝から何の音沙汰もないアキラ。


返信を待っていても仕方なかったので、原付で出掛けた。