ひと夏の恋~満月の夜から始まった28日間の奇蹟~
私は、一歳の誕生日の祝いってどんなことをするんだろうと、本屋のとある一角にいた。
『結婚』『出産』『育児』
自分自身には無縁の言葉が羅列するコーナーに苦笑しながら、パラパラと本をめくった。
アキラもこんなことをしてたのかな?
かわいいチビちゃん達のために・・・。
私の知らないアキラの『パパ』の顔を想像して・・・
・・・すぐにやめた。
虚しいことだとわかっていたから・・・。