ひと夏の恋~満月の夜から始まった28日間の奇蹟~
~~~アキラside~~~
ふぅ~~~。
クミちゃんの応援メールのおかげか、夕方には写真整理の仕事は片付いていた。
けれど、他に抱えていた作業を終わらせたら、結構遅い時間になっていた。
今夜は会えないとわかっていたから、職人のシンさんに誘われ、パチンコに行くことにしていた。
行き先がクミちゃんの住んでいるK町の店で、それがなんだか嬉しかったんだ。
だけどそんな気持ちを素直に口には出来なくて、わざと意地悪な言葉を並べるオレは、まさにガキだった。