ひと夏の恋~満月の夜から始まった28日間の奇蹟~
何気ない言葉が並ぶ。
だけどその中にも、
オレの仕事っぷりを認めてくれているクミちゃんのさり気ない言葉が心をじんわりと温かく包んでくれる。
ついでに言うと、ちょっとふてくされたようにもとれる、その顔文字がいじらしかった。
パチンコは惨敗だったけれど、そんなに落ち込んではいなかった。
宿に戻ったオレはゆっくり彼女と話ができる状態にしておいてから、メールを送った。
「もう寝た?」
なんていう文書にしていたけれど、きっと彼女は連絡を待っててくれているハズ。
案の上
「私が起きてるのわかってるくせに」
ってメールが帰ってきて、オレはすぐに電話をかけた。