ひと夏の恋~満月の夜から始まった28日間の奇蹟~
「アキラ?いまどこおんねん?メシ食いに行こや!」
「あ、もう寝ようと思ってん。」
「さっき、アキラの宿行ったけど車なかったで。」
「あ、コンビニ寄っててん。」
「らしくないなぁ。まぁ、しゃあないな。」
しどろもどろのオレ。
一気に汗が噴き出す。
でも、今夜、クミちゃんと一緒に居たかったから、彼女を選んだわけで・・・。
なんとか切り抜けたオレ達は、パチンコ屋から少し離れた、ファミレスに向かったんだ。