ひと夏の恋~満月の夜から始まった28日間の奇蹟~



けれど一瞬早く、


「あ!!」


って柚月がドアを開けることができた。



そこにはこけそうになったアキラ。

「何やってんだか・・・」

って苦笑するしかなかった。





このときほんのちょっぴり、そんなアキラの行動がひっかかった。



だけど、それはとてもとても小さな小さな傷で、


これが


『嫉妬』



という気持ちだったということを、


私はその後しばらく思い出すことすらなかった。








< 382 / 462 >

この作品をシェア

pagetop