ひと夏の恋~満月の夜から始まった28日間の奇蹟~


「見たよぉ。」


いつもと違うその反応に戸惑いながらも、彼女の次の言葉を待つのがもどかしくて、オレは聞かずにはいられなかった。





「どぅや?」


「男やなぁ。」

「これがハッピマジックや。」

「うん。カッコいい!!」




ようやく満足する言葉を彼女から引き出すことができて、オレはほっとした。




「って、なんで返信してくれへんかったん?もしかしてわざとか?」







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