ひと夏の恋~満月の夜から始まった28日間の奇蹟~



15時の休憩中のことだった。


妙に山科さんのことが気になってしまって、

ずっとその姿を目で追っていた。


所長からの指示を受けている最中、

彼はなにやらメモに数字らしきものを
殴り書きしていた。


胸騒ぎというかなんというか



とにかく予感がして・・・



休憩時間が終わって職人さん達が
現場へ向かったので


私も掃除を始めようと席を立った。








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