ひと夏の恋~満月の夜から始まった28日間の奇蹟~
実はオレ、パソコンそんなに詳しくなくて、修理に出すとしてもどう取り扱ったらいいのか、よくわからなかった。
クミちゃんが一緒に来てくれたら、助かるなぁと思ったことと、少しでも彼女と一緒にいたい、って気持ちとが合わさっていた。
少しの行き違いはあったものの、空が赤とも紫とも言えない暖かい色に包まれる頃、オレたちは落ち合うことが出来た。
やっぱりオレの読みは当りで、彼女は店員さんとの会話をオレにわかりやすく説明してくれた。
おかげで無事パソコンを修理に出せた。
所長への面目もたつなあ・・・なんて安心した気持ちで食事に行くことができたんだ。