ひと夏の恋~満月の夜から始まった28日間の奇蹟~



周りに人がいなかったからよかったけれど、正直オレの目は潤んでいたと思う。



メールの向こうに、彼女の笑顔が見えた。


でも、それは今にも泣きそうな、そんな顔だった。




『強がりを言わせてる・・・。』




そう思えて仕方なかったオレだけど、クミちゃんにこんな風にしか言葉をかけられなかった。






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