ひと夏の恋~満月の夜から始まった28日間の奇蹟~
悩んでる彼女に対してあまりにもさらりと、
素通りされても仕方ない勢いで
言ってしまってたんだ。
彼女の心にその言葉は
どのくらい重みを持って残っただろうか・・・?
一抹の不安がよぎるも、
すぐに話の方向が変わってしまい・・・
「高岡さん、
このこと絶対所長に話すでしょ?」
「あ、しゃべってええのん?」
「話してもええけど、
その時の所長の反応が私も知りたいわぁ。」
「え?!じゃあ今言おうか?」
「それは恥ずかしいやん?!
後で報告してや。あ、連絡先教えて!!」
思いも寄らない展開だったけれど、
クミちゃんとこれで終わりにならない!!
連絡先がわかる!!
ってことで舞い上がってしまった。