ひと夏の恋~満月の夜から始まった28日間の奇蹟~
その日も柚月の家で紅茶をいただきながら、
今の状況を話していたんだけど、
「出会いのチャンスなんて
そうそうあるもんじゃないよ。
私、今まで職場恋愛って
全然したことがないんだぁ。
そういう意味でも
クミは今行動すべきだと思うよ。」
って言ってくれた。
「でもね・・・。
なんか山科さんって職場での評判
悪くて・・・。
そういうとこ目の当たりにしてると、
少し気後れしちゃって・・・。」
「ケイだって仕事できるとは思えんのよね。
ケイと同じ職場だったら
私もいろいろ考えるかもしれないけど、
でもさ、
恋愛するのに
仕事ができるとかできないとか
関係なくない?」