ひと夏の恋~満月の夜から始まった28日間の奇蹟~
気ままな独身生活。
そろそろ親も年老いてきたけれど、
それでもまだ元気にしてくれていたので、
今回の現場は実家のある県だったのだけれど、
休みがあっても
ほとんどその自宅に帰ることはなかった。
自宅に帰ったって、
そんな地元に帰ったって、
俺を待っててくれるものは何もない。
運が悪けりゃ、元妻に会うかもしれない。
そんな生活をしていた時のことだった。