ひと夏の恋~満月の夜から始まった28日間の奇蹟~

クミside

~~~クミside~~~


午後6時半・・・

電話がかかってきた。山科さんからだ。


「仕事終わったよ。どうする?」

「食事行きましょうよ。」


「迎えに行けばいい?
って言ってもどこへ行けばいいのか
よくわからんのだけど」

「あ、じゃあ
どこかで待ち合わせにします?
それとも今日は私車使えるから
迎えに行きましょうか?」


「いや、俺行くよ。説明してくれる?」

「えっと・・・
H町の交差点を南にしばらく行くと、
コンビニがあるんで、
 そこを左に曲がって・・・。」


一通り
家までの道順を説明したんだけれど・・・。





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