ひと夏の恋~満月の夜から始まった28日間の奇蹟~
「あ、車使えるんで、迎えに行きますよ。」

もう一度そのセリフを言った。



「じゃあ・・・
どこかで待ち合わせしようか。」


「宿ってどのあたりなんですか?」

「あ、じゃあ、Dってパチンコ屋の近くの
24時間営業のスーパーわかる?」


「わかります。
30分くらいで着きますよ。」

「じゃ、そこで。」




電話を切った後、
ぼんやりしたままやっぱり違和感を感じる私。


テンションが下がりきったまま
エンジンをかけた。







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