ひと夏の恋~満月の夜から始まった28日間の奇蹟~
そんなことに気付かせてくれた彼女との
時間はあっという間に過ぎ、
お腹も満たされていた。
「じゃ、出ようか。」
そういって俺は
煙草をふかすために店外へと向かった。
支払いは奢ってくれると言ってた彼女に
完全に任せて・・・。
あまりにもあっという間の時間で、
もう少し彼女と話がしてみたい、
いや彼女と一緒に居たいと思っていた俺。
「この後どうします?」
そう言ってくれる彼女に任せて、
少しドライブをすることになった。
途中、
「山科さんって車の運転上手そうですよね?」
そんなことを言う彼女は
「実は私運転苦手で・・・」
って苦笑してて、
俺は彼女の代わりにハンドルを握った。