ファウンティンに捧ぐ歌
今まで私を見守ってきてくれた『幼なじみの守』の顔じゃない。

多分……『男としての守』の顔。



私も、変。

頬の熱が、体全体に広がっていく。



その時。



「ああ! そこの2人、朝からイチャイチャしない! 俺を含めた独り身連中には、刺激が強過ぎ~!」

太田君が指差しながらそう言ったので、ハッとした。



守は苦笑いして、私の頬から手を離した。

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