ファウンティンに捧ぐ歌
私が出来る、唯一のお仕事。

これでお母様がわざわざそこに出向かなくてもいいので、少しは役に立っていると思うと、この瞬間だけ嬉しくなる。



でも。

すぐに悲しくなる。

私がもっともっと、いろいろな事が出来たら、お母様をもっと助けられるのに……。



ポンポン

気が付くとすぐ目の前にソルジャーが居て、私の頭の上にソルジャーの手があった。



「これでまた1つ、お母様のお手伝いが出来ましたね?」



ニッコリ微笑むソルジャー。

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