ファウンティンに捧ぐ歌
「ソルジャーは、フォロアーと話す時は昔のままじゃない! 私だけ仲間外れ! イヤっ!」



違う、本当はそうじゃない。

ソルジャーが他の大人達みたいに私と接するのが、淋しいの。



「イヤ……イヤ……」

私は俯いて、首を左右に振りながら呟いた。



すると。



「あぁ、もうっ!」



えっ?

ソルジャーの怒ったような声の後、私の視界は暗くなった。



ふわっ

体全体を包み込まれ、私はソルジャーの腕の中に居た。

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