ファウンティンに捧ぐ歌
「……ソルジャー?」

「どうしてくれるんだ?」

「……えっ?」

「やっと僕だって慣れてきたところだったのに……」



えっ? どう言う事?



「ずっと、心の中では『ファウンティン』って呼んでたけど、父上や回りの大人達からいろいろ注意されるから、ちゃんと立場に合わせた話し方をしていたのに……」



ギュッ

ソルジャーの腕に力が加わった。



ドキ ドキ ドキ……



なんだろう。

心臓の音がうるさい。

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