ファウンティンに捧ぐ歌
フォロアーの隣に人の気配を感じて見ると……。



「ソルジャー」

そこには大好きなソルジャーが、何も言わずに驚いた顔をして、私を見ていた。



「泉! しっかりしろっ! こっちを見ろよっ!」



私は必死に叫ぶ声の方へ、視線を変えた。



ズキン

胸に痛みが走る。



何故?

どうして、そんなに辛そうな顔をしているの?



―― あなたは、誰? ――

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