ファウンティンに捧ぐ歌

「だって、噂で聞いただけだもん。男だって話だよ?」

「男? だったら、俺の親友になれるな」

「あ~ら、守の場合は女の子でも『親友』が居るでしょうが」

従利がそう言った。



すると、守は従利と私の顔を見て言った。



「おまえら2人は『ただの幼なじみ』。『親友』とは違うの」



……ただの、幼なじみ……。


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