ファウンティンに捧ぐ歌



学校から帰って来るとすぐ、従利の様子がおかしいのが気になったらしく、守が私の部屋に来た。

従利との会話を伝えると、守は腕組みして俯いて考え込んでしまった。



「ねぇ、どう思う?」

「ん~、そうだなぁ……」

そう言ってから顔を上げると、ニッコリと笑う守。



「従利のやつ、戦士に惚れたんじゃねぇか?」



……はぁ……。

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