ファウンティンに捧ぐ歌

「ファウンティン様……やっと、お会い出来ます。お約束の時が来ました」

そう言って、あなたは手を差し出す。



私、その手の上に自分の手を重ねたい……と、一瞬思った。

でも。

そうしなかった。



だって。

私には、守がいるもの。



そう思った時には、目の前が真っ白になっていた……。


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