ファウンティンに捧ぐ歌

「じゃぁ、俺はあっち行くから、おまえはこっちな?」

そう言って守は、お互いの行く方向を小さく指差した。

「いいか? 行くぞ……1、2、3、GO!」

守の掛け声で、私達は一斉に走り出す。



あはっ、楽しい♪
まるで推理物のドラマみたい。

そう思いながら少し走って、振り返ってみたけど、従利の姿が見えなかった。

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