ファウンティンに捧ぐ歌

「そう言えば、泉さんとはあんまりしゃべった事ないよね? 守が来るまで、ここに居ていい?」



えっ?!

思わず顔を上げた。

視線が合うと、私はまた俯いた。



「別に、いいけど」

心とは裏腹に、そう言ってしまう。



「じゃぁ、失礼して」

そのセリフと共に、剣崎君は私の前に座った。

< 58 / 182 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop