ファウンティンに捧ぐ歌


「まだ、思い出しては……頂けないのですか?」



えっ?

急に剣崎君の口調が変わったので、驚いて思わず顔を上げてしまった。



その瞬間。



剣崎君の切なそうな表情を見ていたら、心の奥底がギュッと締め付けられた。

その表情……見た事が、ある。

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